2008年06月13日
続・想ひ出
ちわっ
久しぶりの更新って言うのに
ネタがありません。。。
忙しすぎ・・・

っていうことで前々回に引き続き
全然リクエストがないのにも関わらず
お送りします。
思い出話第2弾です。
〈前回までのあらすじ〉・・・
中学校から沖縄を離れ、熊本での寮生活となり、修学旅行の様な毎日を過ごすことになったオレら・・・
さて今日はどんな事件が起こる事やら。。。
ラーメン事件
寮にいて成長期の若者にとって一番つらいのは空腹である。もちろん晩飯は食べる。しかし、11時消灯で、夜の自習時間開始が7時であった。たてまえからすると7時以降は何も食べられないのである。にもかかわらずクラブ活動が大抵6時過ぎまでやってるので、汗まみれ泥まみれになったまま寮の食堂に駆け込んでお風呂に間に合うように晩ご飯を掻き込むだけである。
晩メシが豪華なら少しは救われるが、大抵貧素な食事で味なんかするわけがない。とにかく掻き込むだけである。当然のごとく食後2〜3時間もすれば、すぐに腹が減り自習時間半ばには成長期の連中は空腹でしょうがない。
これが寮生活の苦しいところで、自宅だったら腹減ると冷蔵庫でもあけてなんか食べ物なんかを探すのだろうけど、そう言うこともできない。まじめにしようとすれば、ひたすら耐えるだけである。
耐え続けるというのはけっこうキツイもので、痛みさえおぼえる程であった。
高校3年の時だった、この時には三木寮っていう、十二角形(ぐらい)の寮で真ん中にラセン階段があってそれを取り囲むように8人部屋がいくつかならんでおり、さらにその外側にベランダが飛び出している一風変わった作りであった。

【注】実際の三木寮の写真です・手前にいるのは現在は女子寮になってしまった三木寮をながめる変態T君。オリオンビール勤務。ビアフェスタとか飲み会では役に立ちます。
撮影:PICO君
そこでは空腹に耐えるのをあきらめ、満腹という煩悩(?)に負けた連中の集まりで、自習時間が終わって出前のラーメンをいただくって言うのがほぼ習慣になっていた。だから自習時間の終盤にさしかかると、一年生が各部屋をまわり注文をとる姿が日常の風景と化していた。
もちろん寮則違反である。それでも空腹には勝てずに出前を頼むわけだが、携帯とか存在しない時代である、寮の中で唯一の電話は公衆電話で、しかも寮官の先生の部屋の前にしか置いていないというロケーションとしては最悪なところにあった。
そこで夜中に電話で注文するわけだが、これもスリリングである。ふたりが公衆電話を挟み両側に見張り、そしてひとりが電話口で注文と三人がかりでの注文だ。
さらにラーメン屋って言うのは得てして元気がひとつの売り物である。いつも頼む店も例に漏れず電話口での返事はめいっぱい腕を伸ばしきった受話器でも十分聞きとれるぐらい大声での対応である。電話が通じた瞬間に
「はぁーい!○×ラーメンでぇ〜すぅ〜!」
という叫び声が受話器を通して両側の見張り役の奴らにまで聞こえるぐらいの大音量だ。
もちろん、こっちはそんな大声だそうもんなら寮官の先生にばれて最悪退寮である。当然、声にならないような小声で
「もしもし・・・」
ってやるわけだ。むかしドリフのコントでよくあった「山」、「川」っていう合い言葉をかわすときによくやるひそひそ言葉をでやってたが、あんなのを電話口やるわけだ。すると何を勘違いしているのか相手のラーメン屋の店員も
「あ〜、はいはい、」
と変に納得した後、不必要に声をひそめて
「もしもしっ。」
と答えるのである。
「そっちは普通にしゃべれよ・・・」とか心の中で突っ込みをいれつつ、それがまたおかしくて、こちらも笑いをこらえて注文する。
しかし、何せラーメン20人前とか、ギョーザ30皿とか、おにぎり40個とか大量注文である、小声で注文し、むこうも確認しながらの作業である。その間とてつもなく長い時間のように感じられたおぼえがある。
そうしてめでたく注文完了となり、後は食いモンが届くのを待つだけである。もちろん、寮では消灯時間を過ぎ真っ暗になってるわけだ。
そして表向き寝静まったふりをして待ってると遠くの方からだんだん接近してくるバイクのエンジン音が聞こえてくる。オレらも慣れたもんで、すぐにこれが出前のバイクの音っていうのを聞き分けることができてきていた。こっちとしては生存がかかった戦いだ、絶対音感も真っ青である。
そしてラーメン屋のオヤジさんも気配りがすごい!寮の手前の門を曲がる前からバイクのエンジンを切って音を立てないように手押しでやってくる。こうなったら双方必死の連携プレーだ。まさに生死をかけた戦い、頭脳戦である。
そうして寮の門をくぐり寮の手前までやってくると、一階のベランダにオヤジさんが商品を並べていく。たまたま門の一番近くの部屋がおれらの部屋だったんで、成り行き上おれらの部屋が総元締めみたいになって、あらかじめ各部屋の注文リストを作り、各部屋から派遣された一年生のメモと照会しつつ、大量の商品をさばいてくのである。こうやって深夜になってやっと若い空腹は満たされていったのだ。
ところが、ある夜のこと、いつものようにそれぞれの部屋から多くの一年生達とラーメン屋のオヤジ、総元締めのおれたちで音も立てずに忍者のように食べ物をさばいていた。そこへ突然三階か四階・・・とにかく上の階のベランダから
「こらぁ!」
って言うどなり声とともに一条の光がともされた。
「やられたっ!」
そこにいた連中は全員覚悟を決めたに違いない。退寮とか停学とかいろんな思いがその一瞬で交錯していたはずだ。
ところがそこで照らし出されたのは運良くって言うか、運悪くっていうか、あつあつのラーメンを片手に掲げたラーメン屋のオヤジであった。
おれたちはと言うと、逃げるときも忍者さながらである。あしあとひとつ残さず、それぞれちりぢりばらばら、そこではなにもなかったかのように誰ひとりいなくなり、懐中電灯に照らされたラーメン片手のオヤジがそこへ整然と並べられた食糧とともに暗闇のなかに真っ白く浮かび上がっていた。
まるで演劇でスポットライトに照らされた主人公さながらである。
おれたちはそれを視界の隅におさめながら「おやじすまん・・・!」と心の中でつぶやきながらベッドのなかで布団をじわっとかぶりながら横になっていくのである。
部屋の中では偽の静寂が訪れ、そして外ではオヤジがなおもスポットライトに照らされながら、先ほどとは幾分動きを遅め、黙々と食糧を並べ続け、それをやり終えると、これまた声にならない小声で
「まいど・・・」
とか言いながら寮の門を出って、やって来た道をエンジンをかけずにバイクを押して帰って行った。はじめて、おれたちとラーメン屋のオヤジの連係プレイが破れた夜であった。
その後どうしたかって?
結局、最高学年の三年生がやっぱり謝りに行こうって言うことで寮官の先生のところに主犯格のTくん(実は寮長)とHくん(じつは生活委員長)とおれ(実は一階の階長)の三人で自首しに行きました。退寮覚悟で行ったんですが当時の寮官の先生、F先生(とってもひとの良いムーミンパパみたいな先生)が一言、
「はよ食え・・・」
みんなで鼻水ズーズーいいながらのびきったラーメンすすってましたとさ。
チャンチャン

どうでした?
けっこう楽しかったですよ。
卒業して
十周年になろうとしてますが、
当時の先生にお会いすると、いまだにワケもなくゲンコツくらいます
いまだに悪ガキっていうことでしょうか?

久しぶりの更新って言うのに
ネタがありません。。。

忙しすぎ・・・

っていうことで前々回に引き続き
全然リクエストがないのにも関わらず
お送りします。
思い出話第2弾です。
〈前回までのあらすじ〉・・・
中学校から沖縄を離れ、熊本での寮生活となり、修学旅行の様な毎日を過ごすことになったオレら・・・
さて今日はどんな事件が起こる事やら。。。
ラーメン事件
寮にいて成長期の若者にとって一番つらいのは空腹である。もちろん晩飯は食べる。しかし、11時消灯で、夜の自習時間開始が7時であった。たてまえからすると7時以降は何も食べられないのである。にもかかわらずクラブ活動が大抵6時過ぎまでやってるので、汗まみれ泥まみれになったまま寮の食堂に駆け込んでお風呂に間に合うように晩ご飯を掻き込むだけである。
晩メシが豪華なら少しは救われるが、大抵貧素な食事で味なんかするわけがない。とにかく掻き込むだけである。当然のごとく食後2〜3時間もすれば、すぐに腹が減り自習時間半ばには成長期の連中は空腹でしょうがない。
これが寮生活の苦しいところで、自宅だったら腹減ると冷蔵庫でもあけてなんか食べ物なんかを探すのだろうけど、そう言うこともできない。まじめにしようとすれば、ひたすら耐えるだけである。
耐え続けるというのはけっこうキツイもので、痛みさえおぼえる程であった。
高校3年の時だった、この時には三木寮っていう、十二角形(ぐらい)の寮で真ん中にラセン階段があってそれを取り囲むように8人部屋がいくつかならんでおり、さらにその外側にベランダが飛び出している一風変わった作りであった。

【注】実際の三木寮の写真です・手前にいるのは現在は女子寮になってしまった三木寮をながめる変態T君。オリオンビール勤務。ビアフェスタとか飲み会では役に立ちます。
撮影:PICO君
そこでは空腹に耐えるのをあきらめ、満腹という煩悩(?)に負けた連中の集まりで、自習時間が終わって出前のラーメンをいただくって言うのがほぼ習慣になっていた。だから自習時間の終盤にさしかかると、一年生が各部屋をまわり注文をとる姿が日常の風景と化していた。
もちろん寮則違反である。それでも空腹には勝てずに出前を頼むわけだが、携帯とか存在しない時代である、寮の中で唯一の電話は公衆電話で、しかも寮官の先生の部屋の前にしか置いていないというロケーションとしては最悪なところにあった。
そこで夜中に電話で注文するわけだが、これもスリリングである。ふたりが公衆電話を挟み両側に見張り、そしてひとりが電話口で注文と三人がかりでの注文だ。
さらにラーメン屋って言うのは得てして元気がひとつの売り物である。いつも頼む店も例に漏れず電話口での返事はめいっぱい腕を伸ばしきった受話器でも十分聞きとれるぐらい大声での対応である。電話が通じた瞬間に
「はぁーい!○×ラーメンでぇ〜すぅ〜!」
という叫び声が受話器を通して両側の見張り役の奴らにまで聞こえるぐらいの大音量だ。
もちろん、こっちはそんな大声だそうもんなら寮官の先生にばれて最悪退寮である。当然、声にならないような小声で
「もしもし・・・」
ってやるわけだ。むかしドリフのコントでよくあった「山」、「川」っていう合い言葉をかわすときによくやるひそひそ言葉をでやってたが、あんなのを電話口やるわけだ。すると何を勘違いしているのか相手のラーメン屋の店員も
「あ〜、はいはい、」
と変に納得した後、不必要に声をひそめて
「もしもしっ。」
と答えるのである。
「そっちは普通にしゃべれよ・・・」とか心の中で突っ込みをいれつつ、それがまたおかしくて、こちらも笑いをこらえて注文する。
しかし、何せラーメン20人前とか、ギョーザ30皿とか、おにぎり40個とか大量注文である、小声で注文し、むこうも確認しながらの作業である。その間とてつもなく長い時間のように感じられたおぼえがある。
そうしてめでたく注文完了となり、後は食いモンが届くのを待つだけである。もちろん、寮では消灯時間を過ぎ真っ暗になってるわけだ。
そして表向き寝静まったふりをして待ってると遠くの方からだんだん接近してくるバイクのエンジン音が聞こえてくる。オレらも慣れたもんで、すぐにこれが出前のバイクの音っていうのを聞き分けることができてきていた。こっちとしては生存がかかった戦いだ、絶対音感も真っ青である。
そしてラーメン屋のオヤジさんも気配りがすごい!寮の手前の門を曲がる前からバイクのエンジンを切って音を立てないように手押しでやってくる。こうなったら双方必死の連携プレーだ。まさに生死をかけた戦い、頭脳戦である。
そうして寮の門をくぐり寮の手前までやってくると、一階のベランダにオヤジさんが商品を並べていく。たまたま門の一番近くの部屋がおれらの部屋だったんで、成り行き上おれらの部屋が総元締めみたいになって、あらかじめ各部屋の注文リストを作り、各部屋から派遣された一年生のメモと照会しつつ、大量の商品をさばいてくのである。こうやって深夜になってやっと若い空腹は満たされていったのだ。
ところが、ある夜のこと、いつものようにそれぞれの部屋から多くの一年生達とラーメン屋のオヤジ、総元締めのおれたちで音も立てずに忍者のように食べ物をさばいていた。そこへ突然三階か四階・・・とにかく上の階のベランダから
「こらぁ!」
って言うどなり声とともに一条の光がともされた。
「やられたっ!」
そこにいた連中は全員覚悟を決めたに違いない。退寮とか停学とかいろんな思いがその一瞬で交錯していたはずだ。
ところがそこで照らし出されたのは運良くって言うか、運悪くっていうか、あつあつのラーメンを片手に掲げたラーメン屋のオヤジであった。
おれたちはと言うと、逃げるときも忍者さながらである。あしあとひとつ残さず、それぞれちりぢりばらばら、そこではなにもなかったかのように誰ひとりいなくなり、懐中電灯に照らされたラーメン片手のオヤジがそこへ整然と並べられた食糧とともに暗闇のなかに真っ白く浮かび上がっていた。
まるで演劇でスポットライトに照らされた主人公さながらである。
おれたちはそれを視界の隅におさめながら「おやじすまん・・・!」と心の中でつぶやきながらベッドのなかで布団をじわっとかぶりながら横になっていくのである。
部屋の中では偽の静寂が訪れ、そして外ではオヤジがなおもスポットライトに照らされながら、先ほどとは幾分動きを遅め、黙々と食糧を並べ続け、それをやり終えると、これまた声にならない小声で
「まいど・・・」
とか言いながら寮の門を出って、やって来た道をエンジンをかけずにバイクを押して帰って行った。はじめて、おれたちとラーメン屋のオヤジの連係プレイが破れた夜であった。
その後どうしたかって?
結局、最高学年の三年生がやっぱり謝りに行こうって言うことで寮官の先生のところに主犯格のTくん(実は寮長)とHくん(じつは生活委員長)とおれ(実は一階の階長)の三人で自首しに行きました。退寮覚悟で行ったんですが当時の寮官の先生、F先生(とってもひとの良いムーミンパパみたいな先生)が一言、
「はよ食え・・・」
みんなで鼻水ズーズーいいながらのびきったラーメンすすってましたとさ。
チャンチャン
どうでした?
けっこう楽しかったですよ。
卒業して
十周年になろうとしてますが、当時の先生にお会いすると、いまだにワケもなくゲンコツくらいます

いまだに悪ガキっていうことでしょうか?
Posted by gosamaru-kaito at 17:30│Comments(6)│TrackBack(0)
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http://gosamaru.ti-da.net/t2204165
この記事へのコメント
間違いなく、いまだに悪がきなんです。
私も小学校の頃の先生に会うと、必ず買い物言いつけられます。
先生のお遣い係だったのよね。
本当にネタが作れないほど忙しいときってあるもんです。
私の場合は単にサボってるだけですが。
私も小学校の頃の先生に会うと、必ず買い物言いつけられます。
先生のお遣い係だったのよね。
本当にネタが作れないほど忙しいときってあるもんです。
私の場合は単にサボってるだけですが。
Posted by あびエア at 2008年06月14日 13:29
←あびエアさん
買い物ですか・・・
まだおたがいガキですかね・・・
仕事の方はどうやら少し落ち着きを取り戻してきたかな?って言う感じです。
買い物ですか・・・
まだおたがいガキですかね・・・
仕事の方はどうやら少し落ち着きを取り戻してきたかな?って言う感じです。
Posted by たまっす! at 2008年06月15日 10:42
あははは!
楽しそうv
久しぶりに修学旅行での飲み会のことを思い出しましたw
あの時は怖かったけど今となっては楽しい思い出ですね^^
楽しそうv
久しぶりに修学旅行での飲み会のことを思い出しましたw
あの時は怖かったけど今となっては楽しい思い出ですね^^
Posted by まゆまゆ at 2008年06月16日 09:03
←まゆまゆさん
毎日修学旅行気分でしたからね。そう言う感じですからいまだに同級生でなかいいんですよ。もう何十年って経つんですけどね。
毎日修学旅行気分でしたからね。そう言う感じですからいまだに同級生でなかいいんですよ。もう何十年って経つんですけどね。
Posted by たまっす! at 2008年06月16日 19:31
読むだけで楽しかったです♪
私もいろいろやって今で言う体罰受けました!
この年になると
叩く人も正座させる人もいないから
私ってひたすらダメまっしぐらになりそうで怖い…(ToT)
私もいろいろやって今で言う体罰受けました!
この年になると
叩く人も正座させる人もいないから
私ってひたすらダメまっしぐらになりそうで怖い…(ToT)
Posted by ケィ☆ at 2008年06月19日 22:28
←ケイ☆さん
ダメまっしぐらって・・・
なんなら一度ウチの怪獣と一緒に叩きに行きましょうか?
ダメまっしぐらって・・・
なんなら一度ウチの怪獣と一緒に叩きに行きましょうか?
Posted by たまっす! at 2008年06月21日 16:44





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